会社辞めても死にません!

時々、過労死やその裁判のことがニュースになります。
過労死とは厚生労働省によれば、
「過度な労働負担が誘因となって、高血圧や動脈硬化などの基礎疾患が悪化し、脳血管疾患や虚血性心疾患、急性心不全などを発症し、永久的労働不能または死に至った状態」を言います。
過度な労働負担とは、状況にもよりますが、労働時間が一つの目安となっています。
~過労死基準~
①発症前1カ月間ないし6カ月間にわたって、1カ月当たりおおむね45時間を超える時間外労働がある
②発症前1カ月間におおむね100時間、または2カ月間ないし6カ月間にわたって1カ月当たりおおむね80時間を超える時間外労働がある。

私も忙しい時期は時間外労働が100時間を軽く超えていました。毎日残業続きでその日のうちに帰れたらラッキー。土日も大体仕事で、たまの休みもしんどいので家で寝てるだけ…。生活のすべてが仕事という状態。その仕事も、社会的意義を感じる部分は2割程度で、あとの8割はこんなの何の意味があるんだ?と思っていました。というかなんというか、満点主義?、90点を100点にするために膨大な作業する感じ。60点か70点でいいなら皆定時に帰れるのに、100点目指すからこんな生き地獄になるんじゃないかと常に思っていました。

状況は人それぞれにせよ、時間外労働が100時間を超える人はそう珍しくありません。なんでそんなに働くのだろうか?疑問を持ったので結局私はサラリーマンを辞めて自営業になりました。もうちょっと言うと、やりたい人は100時間でも200時間でも残業すればいいけど、私はつきあってられない、と思っています。

私は昔、とある国で2年間働いていたことがあります。勤務時間は8時から4時半、途中ティータイムと昼休みがあるので実質労働時間は7時間程度です。いや、忙しい時以外は、仕事と関係ないことを話したり、ネットサーフィンしていたので仕事の時間はもっと短かったです。もちろん残業はなし。過労死?なにそれ?
5時頃には建物が閉まるので残業しようと思っても不可能です。話を聞けば、私の職場だけではなく、その国のほとんどがそんな感じのようでした。
それで、まだ日の明るいうちに家に帰ってすることといえば、家族や友人とのふれあいです。この国で仕事が生きがい、という人は聞いたことがありません。仕事はするけど、それは生活するためにやっているだけで、家族や遊びが何より大切、という人がほとんどすべてでした。
経済的には発展途上国に分類される国ですが、貧しくはなく、ストレスフリーな国でした。
資源に乏しい日本が経済大国となり、世界的に見ても経済的に高い生活水準を維持できるのは言わずもがな、国民が猛烈に働き続けていることにあります。しかし、働きすぎて死人が出るって、もっとみんなこの社会がおかしいと思ったほうがよいと思います。社員が過労死した会社は潰していいとすら思います。あるいは社長を重罪に処すとか。

会社なんて日本に登記上100万社あるし、わざわざ死ぬほどしんどい会社を選んで我慢して働くことも不思議でなりません。少しばかりの我慢も必要ですが、労働環境が悪かったらあっさり会社をやめてよいと思います。皆がそうすると劣悪な会社は社員がいなくなってすぐに潰れるので社会全体としてもよいことだと思います。

あるいは、私みたいに自営業になるか。会社辞めても死にません。まして過労死するぐらいならうつ病のフリして生活保護もらった方がまだましです。残業が100時間もあれば、説得力もあることでしょう。

<参考>
年間の過労死者数(これは国がはっきり認めたケースであり、実際はもっと多くの人が過労死しているのではないかと思います。)

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000006kgm-img/2r98520000006ki4.pdf