自由人にも適性がある

jiyujin

自由人というと、何にも縛られずやりたい事をやっている人、というイメージがあります。
マイペース過ぎる困った人も自由人と言われることがありますが、基本的に窮屈な日本社会の中では憧れの対象と言えると思います。

自由人の定義ですがウィキペディアにはこうあります。

何ものにも強制されず自らの運命を自分で決めることができ、思いのままに生きる人もしくは人々。(奴隷と対置)

奴隷と対置ってなに?(笑)

奴隷よりはマシですが、サラリーマンも仕事は上司に強制されて自分で決めることはできません。また、やる気のない時は出社拒否とか、思いのままに生きることもできません。
自由度で言うと、
自由人>>>>>サラリーマン>奴隷
ぐらいだと思います。

自由が欲しい…
自由人になりたい…

私も、子供の頃や学生の頃は特に自由人に憧れたりはしなかったですが、サラリーマンの頃は自由人に憧れていました。
憧れと言っても、それは些細な願いの集まりでした。
●朝早く起きたくない
●上司から色々言われたくない
●偉そうな取引先と関わりたくない
●残業は嫌

自由人に憧れ、自営業を始めた当初、私は1日12時間ぐらい仕事をしていました。
それは強制されてやっていたことではありませんし、自由人と言えば自由人ですが、収入がほとんどなく、自由を楽しむまでには至りませんでした。

1年ちょっと頑張って、ある程度収入が得られるようになったら労働時間が減りました。これで自由を楽しめる環境ができました。
私が最も自由だった頃の1日は以下の通りです。

8時頃起床
~ネットサーフィンしながら朝飯

10時頃
~やる気がある時は仕事。ない時は図書館で読書。

12時頃
~昼飯。大体は外食。

13時頃
~やる気がある時は仕事。ない時は昼寝。

16時頃
~ジョギング、筋トレなど

17時頃
~だらだら過ごす。ブックオフで漫画の立ち読みなど。

19時以降
~酒のんで飯

0時頃
いつの間にか座椅子で爆睡

自由は自由ですが、だらけきった、ろくでもない1日を過ごしていました。
憧れだった自由人になれたはずですが、これは自分の理想とはちょっと違うと感じました。

確かに、サラリーマンの頃やりたくなかったことはやらなくて済むようになりました。

しかし、本当の自由人というのは、自分の好きなことを好きなだけやれる人じゃないかと思いました。

特にやりたい事がないなら、自由は自堕落になります。
昼寝や立ち読みが好きな人なら最高かもしれませんが、私の心はそれで満たされませんでした。

楽(ラク)と楽しいは少し違うと思います。
やりたくないことをやらなくていいのが楽(ラク)、やりたいことをやるのが楽しい。
だからラクだけど楽しくないという状況も存在しますし、当時の私がそうでした。

これではいけないと、急に勉強を始めたり海外に出ようと思ったり、もがきました。

人生を軌道修正しようと試行錯誤するなかで、偶然妻と出会い結婚しました。
妻はかまってちゃんなので、結構時間がとられます。
結果、自由時間が減りました。
今は半自由人です。

家族(なお妻は妊娠中)もできたことですし、仕事も毎日やるようになりました。
昼寝とかも妻にサボってると思われたくないからしなくなりました。
夜も妻が怒るからベッドでちゃんと寝るようになりました。
不自由が少し増えました。

しかし、結婚して子供を作ることは、若い頃からの自分のやりたい事リストに入っていたことなので、達成できてよかったです。
ラクではありませんが、楽しいです。

それなら別にサラリーマンでも結婚して子供がいる人は大勢いるわけで、わざわざ会社辞めて自営業をすることはないんじゃない?という意見もあると思いますが、比較すると現在のほうが幸せであるとはっきり言えます。

面倒くさい人間関係がない、自宅で仕事ができる、仕事の開始時間と終了時間は自分で決めることができるなど、自営業にはサラリーマンにない多くのメリットがあります。
一方、収入が安定しないなど、自営業のツラさもありますが、妻も理解してくれてますし、現在のところ大きなデメリットではありません。

自由人にも適性があるというのが色々経験した中での結論です。

やりたくない事とやりたい事が明確な人は自由人の適性があると思います。

私の場合、やりたくない事は明確でしたが、やりたい事ははっきりしないまま自由人になってしまいました。
自由人としての適性は△ですね。だから私は半自由人ぐらいの現在がちょうどいいです。

だから、自由人に対する憧れはもうなくなりました。